富士山登山ガイド2026:ルート、シーズン、ヒント
2026年の富士山登山に必要なすべての情報。4つのルートの比較、予約システム、持ち物、ご来光プランを解説。
富士山に登るべきか?
標高3,776メートルの富士山は、日本最高峰であり最も象徴的なランドマークです。「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」ということわざがあるほどです。登山自体はロープや特別な装備が不要で、技術的な難しさよりも体力勝負ですが、山頂からご来光を眺める体験は本当に忘れられないものです。
毎年約30万人が公式シーズン中に富士山を登ります。2024年からは、最も人気のあるルートで混雑緩和のための予約制と入山料が導入されました。
登山時期
公式の登山シーズンは7月上旬から9月中旬までです。この期間外は山小屋が閉鎖され、登山道の整備も行われず、非常に危険な状況になり得ます。2026年は7月1日頃に開山し、9月10日頃に閉山する見込みです。
- ベストシーズン:7月中旬〜8月下旬が最も天候が安定
- 避けるべき時期:お盆(8月13日〜16日)——山は極めて混雑します
- 平日は週末に比べて大幅に空いています
4つのルート比較
吉田ルート(最も人気)
富士スバルライン五合目を起点とする最も人気のルートで、山小屋の数が最も多くインフラも充実しています。初心者には最も登りやすいルートですが、最も混雑もします。予約と¥2,000の入山料が必要です。
- 登り:6〜7時間 | 下り:3〜4時間
- 難易度:中級
須走ルート
比較的静かなルートで、下部では美しい森林帯を通ります。八合目で吉田ルートと合流します。下山時には砂走りと呼ばれる爽快な砂地の下りが楽しめます。
- 登り:7〜8時間 | 下り:3〜4時間
- 難易度:中級〜上級
御殿場ルート
最も長く、最も空いているルートです。出発地点の標高が最も低く、経験豊富なハイカー向けです。静けさと壮大な砂走り下山が魅力です。
- 登り:8〜10時間 | 下り:4〜5時間
- 難易度:上級
富士宮ルート
距離は最短ですが、傾斜は最も急なルートです。新富士駅からのアクセスが良いため、西日本からの登山者に人気があります。登りと下りが同じ道を使います。
- 登り:5〜7時間 | 下り:3〜4時間
- 難易度:中級〜上級
必携装備チェックリスト
- ヘッドランプ——ご来光を目指す夜間登山には必須
- 雨具——天候が急変するため、防水ジャケットとパンツは必携
- 重ね着できるウェア——夏でも山頂は0℃まで下がることがあります
- しっかりした登山靴——火山性の砂利道では足首のサポートが重要
- 現金——山小屋やトイレ(¥200〜300)は現金のみ
- 水と行動食——最低1.5リットルの水を持参。山小屋でも購入可能ですが1本¥500
- 日焼け止めとサングラス——高所では紫外線が非常に強い
山小屋
ほとんどの登山者は七合目から八合目の間にある山小屋(やまごや)に一泊し、午前1時〜2時頃に山頂を目指して出発してご来光を拝みます。山小屋の宿泊費は夕食・朝食付きで1人¥7,000〜10,000です。人気の山小屋は数ヶ月前に満室になるため、早めの予約が必要です。
高山病の予防
- 登山開始前に五合目で最低30〜60分間順応しましょう
- ゆっくり登ること——急ぎすぎが最大の失敗原因です
- こまめに水分補給し、定期的に食事を摂りましょう
- 激しい頭痛、吐き気、意識の混濁が生じたら直ちに下山してください